3月に、そして9月に延期していたオールジャパンを中止にすることにしました。一番は公平に全国から東京に集まることが困難なこと。
3月を中止した時点で9月ならと思ってました。なぜ9月?会場が9月6日(日)しか空いてなかったから9月に。620名ぶんの座席を確保していた。
通常のオールジャパンでは選手330席+観覧席140席+委員、これを分散させるのですから620名ぶん、3部屋を確保していました。
残念

国内の珠算イベントは中止、講習会等もほぼ中止です。
①イベントを中止、②イベントを中止ではなくオンラインで実施、③イベントの方法、やり方を変えて実施。この3つ簡単なのは①、感染リスクはゼロ、楽、開催リスクもゼロとなる。ただこれにより退塾する生徒は増えるはず、検定や大会が無くなっても生徒数の変動が無いはずはない。
次の②、オンラインの大会はしかたがなくやるもの、個人的にはオンラインの大会、大会と名付けることはダメだと思う。大会になっていないのだから。やらないよりはマシ程度。いかにも新しくこれがいいものだ等の表現をするのは危険、あくまでもしかたなく実施していることを臭わさなくてはいけない。と個人的には思うが時代はオンライン大会が今後支流となるのだろうか?、オンライン大会で予選をし本大会のみを少人数で集まり競う。これがいいと思う人もいるのだろう。この方法だと全体参加人数も初めは多くなるし開催費用はほぼゼロ経費。安くて楽に日本一が決まるのかもしれない。でもこれは初めだけ、結果を知れば翌年より半数以上は参加しなくなるだろう。そしてこれが正解か?、いや違う、そろばんの大会がもたらす緊張感や出場する喜び、ライバルとの競い合いなど・・・・・大会前日のトレーニングから調整に至るまでのことや、本番の机の天板はどんな? 筆記用具を選ぶこと、テーブルにはクロスがしてあるのか? 机の高さや幅、奥行きはどうなのか。こんなことまで気にかけていたことは無駄になっていくのか? オンライン授業も同様。ただオンラインのみの教室はあっても良い、今の時代オンライン・オフラインを選ぶのは保護者なのだ。これで成果が上がればいいと考える。今までオンラインなんてやったこともない指導者がいきなり実施。積み重ねも無く上手くいくとは思えない。
オンライン授業と言ってもいろいろ、ふだんの教室での授業にオンラインで参加させるだけのものや個別に指導までしていく方法、オンラインで参加し、困ったときには別部屋での指導。だいたいがこの3種。指導をするかしないかである。
優先し考えることの一番、これは間違いなく③のはず。なんとかしてやる方法、なんとか出来る方法を考えるのだ。
今回の中止により考えたこと、規模を小さくしオールジャパンではない名称に変えての大会、オール関東のようなものではどうか? しかしこれも不公平となる要素がたくさんある。今この時期に集まれるか? 集まれない生徒をどうするか?
集まれる人は会場で、これない生徒はオンラインで・・・、こんな二刀流は不公平そのものなので絶対やってはいけない。
そんな考えから大会としては開催できないことに決定。
そこで考えたのが合同練習会、参加も不参加も自由、希望者だけ。
希望しない生徒のことは考える必要も無い、ただどんな時にも感染リスクはゼロにはならないのだから自己責任である。もちろん万全の体制で準備をしていく。
こんな情報をどうするか?
皆さんにはお知らせはするが『お願いはしない』ことにした。お願いし参加してもらうことは出来ない。
今回は連盟会員・オールジャパンにエントリーした塾にメールをし連絡。
電話やSNS等で個人的に連絡したものはゼロ、委員協力はしても参加願いは誰にもしていないのです。
自分がお願いし不本意ながら参加する方がいたらと考えると・・・・・。
みなさんに連絡し今日で3日目、反響はほぼなし。
行けなくて残念・参加します。たぶん参加します。この3件のみ
今回の試みは参加者が多ければ成功、少なければ失敗、と言うものでは無い。
あたりまえに開催していた去年までと違い、開催できないことが前提となりつつあること。集まることは悪いことなどの伝わり方や感じ方にも変化しつつあること。
学校は1クラス30名程度、朝の8時から午後3時まで、給食もある。1日7時間もの間学校には数百人が通い先生方もプラスされる。こんなことを毎日していた6.7月。
これができていて、そろばんのイベントは本当に危険なのか?
今回企画したTokyo Best Challenge は午後12時30分~午後4時開催。30分前に集合したにしても4時間のイベント、長机に一人の座席予定。用意した座席数は800席、ここに300名の参加者を予定している。
半数以下の席数は会場側からの要望の1/2を下回る数、300名が集まらなければもっとソーシャルディスタンスとなるのであろう。
そしてランチタイムは無い。ただ観客席にどれだけ入るのか。それくらいの心配ではあるが、選手より観客が多いはずは無い。

つづく